少子高齢化と言われ続けて、年々、老人の数が増えてきています。そんな中で介護を行っている人も多くなっていて、移動の際には車を使いますが、トヨタのVOXYはウェルキャブという介護用のタイプが可能になり、利用者が増えています。

一般自動車を介護用にカスタムする

少子高齢化と言われ続けてきて、その傾向は年々上がってきて、今は四人に一人が高齢者という時代になってきています。そして家族の中に高齢者がいれば、やがては介護を考える、既に行っているという人も多くなっています。そして介護に必要となってくるのは移動のための車であり、特に足腰がきかなくなって車椅子を利用するようになると、車の必要性はさらに上がります。
しかしながら専用の介護用自動車を購入するのは躊躇われる、それだけのために買うのは難しく、また維持費や駐車場料金、自動車保険なども大変なものとなってしまいます。
そんな時に一般自動車を介護用にすることも可能になっていて、トヨタはそういった福祉車両をウェルキャブタイプとして売り出していて、ヴォクシーやプリウスなど、人気の車両の機能や使いやすさをそのままに、福祉用にカスタムしています。利用者の環境やニーズに合わせてカスタマイズできますし、通常仕様も可能となっているので、専用の車両を購入することなく介護に活用することができるのです。また助成制度も利用できますので、リーズナブルに手に入れることができるようになります。

お気に入りの車をカスタムする

介護というのは大変なもので、これに関してはテレビや雑誌などの特集を見ただけ、読んだだけでは決して分かることではなく、実際に行ってはじめて実感として納得できるはずです。もっとも一般の人の介護対象はだいたいにおいて肉親なので、そこには大変さだけではなく愛しさもありますが、それでも面倒なことに変わりはないはずです。
中でも体が不自由になって車椅子に頼る生活となると、移動の際が厄介になってきて、車が必要不可欠となってきます。しかしそのために専用の車両を買うのは難しく、また普段使いと数台持つのも費用的に大変なことになってしまいます。それゆえこれまでは自分の好きな車を諦めて、介護用に購入をしていたのですが、最近はウェルキャブカーが出てきて、自分の好きな車両を介護用としてカスタムすることができて、普段は通常仕様が可能になるのですから気持ちが楽になりますよね。
さらにウェルキャブカーは助成制度も適用されますし、自動車税の減免があったり、有料駐車場の割引サービスが受けられたりと優遇措置が取られます。好みと実用性を兼ね備える、それが可能となったのです。

特徴をチェックしましょう

ではVOXYをウェルキャブカーとした場合、メリットはどこにあるのかというと、まずは車椅子で簡単に乗り降りできる環境作りが可能となります。またこれまで車椅子を乗せる場所はサードシードが圧倒的に多かったのですが、乗っている人が運転手と自然に気楽にコミュニケーションがとれるように、セカンドシートに乗車することができるようになります。
さらに助手席リフトアップシートも可能となって、電動で助手席が回転して車外にスライスダウンすることによって、体が不自由な人でも介助の方のフォローがあれば簡単に助手席に乗れるようになります。しかも自動メモリー機能が付いていますので、いつも使っている高さや角度を覚えて合わせてくれるので、毎日使用する人なら安全で楽に行なえます。
そしてスロープが付けられて乗り降りが楽にできるようになりますし、介護専門の車両として十分使えることができます。それでいながら外装や性能は本来のままなので、介護とは関係なく、日常的に使用することもできるのです。そういったことから、ウェルキャブカーの需要が増え続けてきています。